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by foobird3

初任給20万円求人広告…リーダー昇格、月数百万円

初任給20万円求人広告…リーダー昇格、月数百万円

 大阪府八尾市の夫婦ら3人の心中に絡むヤミ金融事件で、摘発されたヤミ金融組織が、正規の金融会社を装い、求人広告でメンバーを集めていたことが、わかった。初任給は大卒者並みの約20万円。お茶くみなどの見習い期間を経て、融資の勧誘や取り立ての電話をかける〈営業部隊〉に配属されると昇給し、住居が用意された。しかし、嫌気がさして辞める者も多く、「末端メンバー」の入れ替わりは激しかったという。

 逮捕者らの供述などによると、末端のメンバーの大半は、求人広告を見て応募し、七つある組織傘下のグループのリーダーらの面接を受け、採用されていた。面接場所は喫茶店。「金融関係の仕事」と説明され、警察に逮捕されたことがないか確認された。

 仕事は、勧誘のダイレクトメール(DM)を各戸に投函(とうかん)することから始まる。その後、グループの拠点での“内勤”となり、午前9時に出勤。コンビニエンスストアでメンバーの弁当を買ったりお茶くみをしたりと、見習いとして雑用を数か月間こなす。働きぶりで〈営業部隊〉に昇進。グループが用意したマンションなどに入居し、交通費も支給された。グループのリーダーになると、給料は月々、数百万円まで跳ね上がる。

 一日中、部屋の中で勧誘、取り立ての電話をかけ続ける仕事を「つらかった」というメンバーがいる一方、「がんばれば給料が上がったので、一生懸命やった」などと、罪悪感のほとんどない者も多い。

 こうした末端メンバーは、グループ以外の組織のことは知らされておらず、退職は自由だった。7グループがそれぞれリーダー以下約10人で構成されていたが、逮捕者の多くは「そんな大きな組織とは思わなかった」と供述している。

 また、八尾の心中事件に直接、関与した鹿児島・奄美大島出身者のグループのように小中学校の同級生らを誘い入れたり、東京・渋谷で若者をスカウトしたりするケースもあった。

 メンバーとして給料を支給されていた多重債務者もいる。所在不明の福島県出身の男(54)は、被害者から振り込まれた利息の引き出し、貸付金の振り込みを任されていた。本来は、グループ幹部の仕事だった。

 府警が、メンバーになった多重債務者を調べたところ、元被害者で、利息を指定期日までに支払い続けた、という共通点があった。府警は、グループ幹部が「律義なタイプ」を選抜し、引き入れたとみている。


こういうことを組織として、うまく動かしていくことは、やってる内容はおいといてなかなか注目すべきことです。
by foobird3 | 2006-03-14 01:16